2023年に注目を浴びた【住宅省エネ2023キャンペーン】の来年度後継キャンペーン【住宅省エネ2024キャンペーン】が、令和5年度補正予算案として各事業に盛り込まれ、簡単な概要がそれぞれ発表されました！

こちらは【国土交通省/こどもエコすまい支援事業】【経済産業省・環境省/先進的窓リノベ事業】【経済産業省/給湯省エネ事業】の3点からなり、新築住宅購入・注文住宅建設・リフォームなど様々な用途に活用できる補助金となります。

今回は先日発表となりました、来年度後継キャンペーン【住宅省エネ2024キャンペーン】について現状発表されている内容をご紹介させていただきます。

来年度の補助金となりますが、今年度内に契約締結した内容も補助対象になる要件もございます。注文住宅建設など長期にわたる案件など特に、こちらの内容をご確認の上、現状でお考えの方は早めの着手もぜひご検討ください！

住宅関係の補助金は組み合わせによって、総受給金額が大きく変動することもございますので、詳細ご確認後はぜひプロのアドバイザーへのお問い合わせをお願い致します！

住宅省エネ2024キャンペーン ｜ 詳細情報

2023年度では3種類でしたが、2024年度では4種類の補助金がラインナップしております。

● 質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援（仮称）
（こどもエコすまい支援事業の後継事業）

● 断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業
（先進的窓リノベ事業の後継事業）

● 高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金
（給湯省エネ事業の後継事業）

● 既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業
（新規）

それでは、各事業ずつ現状公開されている内容を見ていきましょう！

質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援（仮称）

2023年度時名称

こどもエコすまい支援事業の後継事業

管轄

国土交通省

対象工事

① 注文住宅の新築

住宅取得者となる子育て世帯又は若者夫婦世帯が、自ら居住することを目的に新たに発注（工事請負契約）する住宅の建築。

【対象期間】
令和5年11月2日（令和5年度経済対策閣議決定日）以降に基礎工事より後の工程の工事に着手するもの

② 新築分譲住宅の購入

住宅取得者となる子育て世帯又は若者夫婦世帯が、自ら居住することを目的に購入（売買契約）
する新築住宅の購入。

【対象期間】
令和5年11月2日（令和5年度経済対策閣議決定日）以降に基礎工事より後の工程の工事への着手するもの

③ リフォーム

住宅取得者等が工事施工業者に工事を発注（工事請負契約）して実施するリフォーム工事。

【対象期間】
令和5年11月2日（令和5年度経済対策閣議決定日）以降に工事に着手するもの

【対象となる改修】
・開口部の断熱改修
・外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
・子育て対応改修
・防災性向上改修
・バリアフリー改修
・空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
・リフォーム瑕疵保険等への加入

補助金額

・子育て世帯・若者夫婦世帯による住宅の新築

①長期優良住宅：100万円/戸
②ZEH住宅：80万円/戸

※ただし、以下の(i)かつ(ii)に該当する区域に立地している住宅は原則半額
(i) 市街化調整区域
(ii) 土砂災害警戒区域又は浸水想定区域（洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ３ｍ以上の区域に限る）

・住宅のリフォーム

①子育て世帯・若者夫婦世帯：上限30万円/戸
②その他の世帯：上限20万円/戸

※子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合は、上限60万円/戸
※長期優良リフォームを行う場合は、子育て世帯・若者夫婦世帯：上限45万円/戸、その他の世帯 ：上限30万円/戸

2023年度時の詳細

テック千里では、2023年度「こどもエコすまい支援事業」の情報も公開しております。
【新築注文住宅】【リフォーム】とそれぞれページがございますので、詳細はそれぞれの画像をクリックしご確認ください。
※こちらの事業は既に受付終了となっております。

断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業

2023年度時名称

先進的窓リノベ事業の後継事業

管轄

経済産業省・環境省

対象工事

既存住宅における断熱窓への改修

【詳細】
窓（ガラス・サッシ）の断熱改修工事
熱貫流率（Uw値）1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの

補助金額

工事内容に応じて定額（補助率1/2相当等）

2023年度時の詳細

テック千里では、2023年度「先進的窓リノベ事業の後継事業」の情報も公開しております。
詳細は画像をクリックしご確認ください。

高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金

2023年度時名称

給湯省エネ事業の後継事業

管轄

経済産業省

対象機器

① ヒートポンプ給湯器（エコキュート）

圧縮すると温度上昇し膨張すると温度が下がる、気体の性質を利用して熱を移動させるヒートポンプの原理を用いてお湯を沸かし、タンクに蓄えるもの。

エネルギー源：電気

② ハイブリッド給湯器

ヒートポンプ給湯器とガス給湯器を組み合わせてお湯を作り、タンクに蓄えるもの。二つの熱源を用いることで、より高効率な給湯が可能。

エネルギー源：電気・ガス

③ 家庭用燃料電池（エネファーム）

都市ガスやLPガス等から作った水素と空気中の酸素の化学反応により発電するとともに、発電の際の排熱を利用してお湯を沸かし、タンクに蓄えるもの。

エネルギー源：ガス

補助金額

① ヒートポンプ給湯器（エコキュート）

10万円/台

② ハイブリッド給湯器

13万円/台

③ 家庭用燃料電池（エネファーム）

20万円/台

④ 追加措置

・蓄熱暖房機器：+10万円
・電気温水器を撤去する場合：+5万円

2023年度時の詳細

テック千里では、2023年度「給湯省エネ事業の後継事業」の情報も公開しております。
詳細は画像をクリックしご確認ください。

既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業

管轄

経済産業省

対象工事

賃貸オーナー等に対し、既存賃貸集合住宅でのエネルギー消費量を削減するために必要な省エネ型給湯器（エコジョーズ等）の導⼊。
既存賃貸集合住宅において、一定の基準を満たした対象機器に取り替える。
※従来型給湯器からの取替に限る

対象機器

潜熱回収型給湯器（エコジョーズ・エコフィール）
従来型のガス給湯器では捨てられていた排気ガスの熱を再利用することで、より少ないガスの燃焼でお湯を沸き上げるもの。

補助金額

・追い焚き機能なし：5万円/台
・追い焚き機能あり：7万円/台

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引用：国土交通省 子育てエコホーム支援事業の概要
引用：環境省 断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業
引用：経済産業省 ⾼効率給湯器導⼊促進による家庭部⾨の省エネルギー推進事業費補助⾦の概要（予定）
引用：経済産業省 既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業の概要（予定）

住宅省エネ2024キャンペーン ｜ まとめ

今回は2023年に注目を集めた【住宅省エネ2023キャンペーン】の、来年度後継キャンペーンである【住宅省エネ2024キャンペーン】について、現状公開されている内容まとめ紹介させていただきました！

まだまだ詳細は未定な部分が多いですが、人気の補助金が継続して来年度も行われることが決定したこと自体に喜ばれる方も多いのではないでしょうか。

詳細が決定となりましたら、また随時テック千里でも情報をまとめ、公開させていただきます！

また、工期が長期にわたる対象工事などは、11月2日の令和5年度経済対策閣議決定日以降の契約でも対象となりますので、ぜひご検討の方は早めに問合せや相談などされる事をお勧めいたします。

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